雇用側が中途採用者に求めていることについてまとめたページです

【求人】会社が求めること

新卒に会社が求めること

　中途採用のための面接対策ですが、違いを知るために、会社が新卒の人に求めることについて触れてみますね。
　新卒の新人は、若さ、モチベーション、まっさらでこれからの吸収力というものが期待されます。
　今までは、終身雇用の第一歩として、長く勤めてもらえることを想定していましたが、最近では入社後、すぐにやめてしまう人もおおいので、やめない粘り強さも求められているようですね。
　新卒は、年度によって就職が困難か選びやすいほどあるかの差が激しく、どの年代に卒業するかは重要ポイント。会社の利益は、世の中の景気に大きく左右されるので、新卒の採用に景気が絡んでしまうのはしかたのないことです。
　まだ何も生み出せない新卒の人間に給与を払うということは投資なのです。
　ですから、会社が新卒に求めることは、成長力やモチベーションが一番。素直で、まっすぐで、やる気があって、中途採用にはない知らないからこその強さも求められるのかもしれません。

中途採用に会社が求めること

　上記の新卒に対し、中途採用者に求めることはもっと具体的で明確です。何より会社の利益に繋がる即戦力となる経験、スキルではないでしょうか。その会社の現状がどのような状態かにもよりますが、中途採用だからこそ、教育部分が省略できるのは大きなメリットなのです。
　また、経験やスキル以外でも、社会人経験も会社側がメリットと感じるうちのひとつと言ってよいかもしれません。たとえば、営業、サービス、接客、医療など多くの現場で、顧客や利用者とのコミュニケーションが発生します。このとき、社会人としての一般常識、対応の基礎がでいているので、仕事を任せやすいのです。また対外コミュニケーションだけではなく、社内でも当たり前のことを当たり前にできるという前提があるからこそ、すぐにその上の段階の仕事に取り組めるというのもメリット。
　ただし、中途採用にありがちなのは、前職のやり方を次の職場でも当たり前とみなし、押し通そうとすること。これはトラブルを生みかねないマイナス面ですので、中途で入社される方は十分に気をつけ、郷に入れば郷に従い、そこで自分なりのやり方を見つけていってくださいね。

求人の際に会社が求めるものとは？

　上記のようなことから、新卒の採用はゼロからの教育なので、求人があるか、ないか、という問題になりますが、中途採用の求人は、「今、どんな人材が必要か」という会社内の状況に応じて、求人が出されます。
　どんなにその会社で役立てる能力のある人でも、その段階でそのポジションが埋まっていては、求人はでないのです。
　もし、どうしても入社したい会社があり、だけど、その求人が出ていない場合でも、時期によっては募集がかかる可能性もありますし、もしかすると長い年数、その求人が出ないこともあります。また、求人は出されていなくても、自分の熱意やスキルがその会社に利益をもたらすと相手に伝われば、入社が叶うこともあるかもしれません。また、希望の会社にいつか入社するために、他の会社に転職して、より上のスキルを見につけてからトライしてみるという方法もあるのです。
　また、会社が求人に求めること、そこには人柄も含まれています。どんなに能力のある人でも、協調性がなかったり、会社の方針に添えない人は、採用されないので、コミュニケーション能力を鍛えておくこともとても大切なポイントになるでしょう。