面接前に考えておくべきこと、チェックするべきことのまとめ

長く続けられる職場探し

休日・残業の許容範囲を決めておく

　面接に合格し、よい転職を成功させるために、面接より前に、ある程度の希望条件の設定や、イメージを持っておくことが大切です。
　募集要項を見て、「これもいいかも」と判断するのもよいのですが、初めに自分の中でも休日や残業などの希望軸を決めて、情報を見る方が、方向性が保てて良い転職ができます。
　特に、長く続けられる環境を選ぶことは大切。面接時に、募集要項と違った条件の話をされるケースもまったくなくはありません。これは騙されたのではなく、同じ会社、企業内でも、部署や職種、資格、勤務体系などによっては、募集要項とは違う休暇、勤務時間などが求められることもあるからです。
　面接で突然、募集要項と違う内容を説明され、「あなたの場合だと、こういう条件になりますが、よろしいでしょうか？」と聞かれ、とっさにYES,NOを判断し、相手に訴えるのは難しいものです。事前に用意をしておくことは大切です。ただし、杓子定規に決め付けるというわけではなく、ある程度の自分自身の許容範囲を考えておくと、面接時のそんなシーンでも、相手に悪い印象をあたえず、自分の希望を伝えることができますよ。

仕事内容は具体的に理解する

　面接を成功し、よい転職を実現するために、職探し・面接時、この段階でしっかりと確認しておきたいこと、それは仕事の具体的な内容です。
　まず、職探し。この会社に入りたいと思うには、理由や興味があると思いますが、実際に採用されてから、思っていた仕事と違っていたというので、転職した意味がないですよね。なので、職探しの段階で、どんな職種を募集していて、漠然としたイメージではなく、具体的な仕事内容をチェックできるといいですよね。サービス業などなら実際にその場に行けば見ることができるでしょう。
　一般企業などでは、なかなか事前に確認するのは難しいかもしれません。その場合は、面接時に質問をすることでかなり確実な仕事内容を確認できます。面接をしてもらうのに、こちらが質問するのは失礼ではないかと思わなくて大丈夫ですよ。仕事内容はわかっているからこそ、具体的な内容の質問をできるのですから、面接官も、この仕事に強い興味を持っているのだと感じるでしょう。もちろん、面接ですので、ネガティブな内容を強く話すことはマイナスイメージになりますので、言葉遣いには十分注意してくださいね。
　具体的な仕事内容を確認し、入ってから向いていなかった、できなかったと感じないようにして、いい転職をしてくださいね。

できれば職場の雰囲気をチェック

　仕事の内容のチェックはもちろん、もうひとつ大切なのは、職場の雰囲気です。これは例えば、「有給１０日」と条件に記載があっても、実際の現場では、少人数で休みが取りづらく、有給消化率が低いというケースもないわけではありません。
　また、職場は毎日を過ごす場所となりますので、職場の人間関係や雰囲気が悪ければ、ストレスとなってしまいます。
　しかし、転職前にどうやって職場の雰囲気を知ればいいのかと思う方もいるかもしれません。
　簡単な方法としては、会社訪問や面接時に社内見学をさせてもらうことですが、これも難しい場合もあります。他の方法としては、転職サイトなどを利用して、過去に蓄積されている情報を聞いてみることもできます。また、最近ではネットでその会社の社員の個人ブログやSNSを見つけることもできるかもしれません。
　そこまでやるのか、と思わないでください。あなたの職場になるかもしれない場所だからこそ、雰囲気を知ることはとても重要なのです。